なんとも寂しい夜じゃないか
人通りもなく灯りも消えて
僕ひとりが取り残されてしまったような
ひとりで飲むほど酒好きじゃないんだ 本当は
だからこんな夜をどうやり過ごせばいいのか
誰か教えてくれないか
どこか遠いところに行ってみるか
夜をぶっとばしてみるか
明け方には海に着くだろう
なんとも寂しい夜じゃないか
街が雨に濡れているよ
根を持たない僕の人生はただ漂うばかりで
どこにたどり着くのか僕にもわからないんだ
だから誰か僕を束縛してくれないか
捉まえていてくれないか
後悔を断ち切る方法を知らないんだよ
そいつが分かりさえすれば
もっとましな人生になるだろう