人それぞれに人それぞれの人生があって
どう生きれば正しいなんてことは言えない
夢多い人もいれば おそろしく現実的な人もいる
幸か不幸か僕は夢ばかりみてきた
思い続ければ夢は必ず叶うと 夢を叶えた人は言う
でもそれは違う 夢破れたドラマは枚挙にいとまがないもの
言い方を変えればいい 思い続けなければ夢は叶わないと
結婚して子供ができて あるいは出世昇進 そうした当たり前の現実の中で
夢多い人もそれどころではなくなる そしていつのまにか夢に見切りをつけている
人それぞれに人それぞれの人生があって
自分のこと棚にあげて他人の生き方をとやかく言えない
僕の夢はひとえに 自分だけの旗で生きることだった
それが僕に染みついた思いだった
組織に属してそれなりに頑張ろうと思った時代も確かにあった
だけど決まって僕に呼びかける心の声がある それでいいのかと
その声を振り払おうともしたし 無視してかかろうともした
だけどその声は日増しに大きくなるばかりで 鎮まる気配さえみせなかった
きっと誰もが一度や二度こんな葛藤に悩んだはずだ どんな結論であれ尊い
思い続けても夢は叶わないが 思い続けなければ夢は叶わない
僕にはS の旗 S の旗があるばかり
僕にはS の旗 S の旗風になびかせて